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石川九楊展
思文閣
前期 4月18日(金)– 5月15日(木)
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書の美の解体
1960s−1980s
灰色の紙、硬筆のような筆使い、厖大な補助線……
思わせぶりな書的情緒を否定・拒絶し、
あらゆるタブー表現に挑む孤立無援の戦い。
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筆蝕の発見と展開
1990s−2000s
表現者にとって停滞は頽廃と同義である。
整序と混沌、創造と破壊、肯定と否定……
その終わりなき営為こそが新領域を切り拓く。
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書は文学である
2010s−
書はいかに<現在>の表現たりえるか、
すべての作品の根拠はこの問いに存在する。
言葉の表現としての書は、まぎれもなく「文学」である。
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Biography
石川九楊
書家
1945年福井県生まれ。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授、文字文明研究所所長を経て、現在、同大名誉教授。「書は筆蝕の芸術である」ことを解き明かし、書の構造と歴史を読み解く。評論家としても活躍し、日本語論、日本文化論は各界にも大きな影響を与える。作品制作・執筆活動、いずれの分野でも最前線の表現と論考を続け、制作作品は2,000点以上、著作刊行は100点を超える。2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」の題字を揮毫。
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Interview
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Publication